サラリーマン薬剤師です。
今回は腸内環境や腸内フローラの話題によく出てくるワード、プロバイオティクス・プレバイオティクスについて解説したいと思います。便秘やアレルギーでお悩みの方は腸内フローラを整えることで症状が改善されるという情報をネットや書籍で見たかもしれません。
その時おそらく、プロバイオティクス・プレバイオティクスって何だろう?と思ったのではないでしょうか?思ったに違いありません!!
全く思わなかったという人はそっと別記事へご移動ください笑。私のイチオシ記事のリンクを貼っておきます。
【花粉症対策】鼻うがいで花粉症対策!薬剤師が伝える鼻うがいのメリットとお勧めの鼻うがい商品3選
何だろうと思った人はこの記事で分かりやすく解説をしますのでご安心ください!
では早速プロバイオティクスから解説、と言いたい所ですが、まず最初に情報の信頼性を担保する話をさせて下さい。
プロバイオティクス関連の信頼のできる情報元
最近、乳酸菌や腸内フローラについて非常に興味があり、色々と調べているところです。調べた時に今回のテーマ、プロバイオティクスという言葉を知りましたが、様々な記事に色々な書かれ方をされています。
個人のネット記事や企業のサイト、文献などあらゆる媒体で見ましたが、この言葉の意味を理解していないと悪徳広告の罠に引っかかってしまいます!と感じました!
良い商品を紹介する上でプロバイオティクスという言葉を使う事には大賛成です!
ですが、この聞き慣れない言葉を悪用し一般の消費者を誘惑→粗悪品を販売するという人も必ず現れます。
信頼のおける情報元を知っておくことは重要です。
ですので私が参考にしている情報元についてお伝えをします。
乳酸菌関連で信頼のおける情報が掲載されているのはやはり企業のサイトだと思います。その中でも時価総額の高い
・明治
・ヤクルト
・森永乳業
の3社は乳酸菌関連の研究開発へ積極的に投資しており、サイトの情報も信頼できます。個人の発信がすべて間違っているとは言いませんが、質で考えると断然この3社の方が信頼できるのは言うまでも無いでしょう。
よって、このブログでは信頼できる情報を引用しつつ正しい知識を皆さんにつけてもらえるように注意して情報を発信していきます!
前置きが長くなりましたが、本題に入ります
プロバイオティクスとは?
プロバイオティクス(probiotics)は抗生物質(antibiotics)に対比される言葉で、共生を意味するプロバイオシス(probiosis;pro 共に、~のために、biosis 生きる)を語源としています。英国の微生物学者Fullerによる1989年の定義「腸内フローラのバランスを改善することにより人に有益な作用をもたらす生きた微生物」が広く受け入れられています。また、現在では「十分量を摂取したときに宿主に有益な効果を与える生きた微生物」(FAO/WHO)という定義の公表もされています。 なお、その微生物を含む食品(ヨーグルトや乳酸菌飲料)自身をプロバイオティクスと呼ぶこともあります。
引用元:ヤクルト中央研究所
早速ヤクルト中央研究所からプロバイオティクスの定義についての一文を引用させて頂きました。薬学を学んだ立場からこの定義のポイントと挙げさせていただくと、、
生きた微生物という点が重要だと感じます。
つまり、厳密にいうならば死んでいる微生物はプロバイオティクスと定義されない。と言えるでしょう。
このあたりの知識が身につくと良いプロバイオティクスの食品・製品をがわかるようになると思います!「何とか生きたまま腸へ届けたい!」そういった企業の努力を感じるヨーグルトや乳酸菌飲料はたくさんあります。
|
|
一部商品の紹介で申し訳ないですが、生きたまま腸へ届く例ととして提示したかったのでお許しください。。
各商品の特徴や強みについての記事は今後たくさん書いていきたいと思ってます。良ければ楽しみにしていてください(*^□^*)
現時点では下記のプロバイオティクス商品について記事投稿をしています。
定義について、情報を選ぶ際に重要だと思いましたので先に長々と説明しましたが、気になるのはプロバイオティクス商品の働きですよね!
プロバイオティクスの機能とは?
・腸管免疫系を刺激→免疫力UP
・NK細胞の活性化→これも免疫力アップ
・過剰なアレルギーの軽減
・腸内の悪い菌(悪玉菌)の排除→整腸作用
参考文献・サイトは記事最後にリンクを貼っておきます。
大切なので何度も定義を説明しますが、「十分量を摂取したときに宿主に有益な効果を与える生きた微生物」ということは、食べた時に有益かつ生きている微生物という意味で、つまり
食べると体に良い働きをする生きた菌
ということになります。死んだ菌でもダメですし、有益でない菌でもダメという厳しい世界です・・・
そんな厳しい世界を勝ち抜いてきたプロバイオティクスの代表格が乳酸菌・ビフィズス菌を生きたまま製品化している商品群です。プロバイオティクス界の大御所と言えます。そのほか乳酸菌〇〇株といった特定の菌株についてもプロバイオティクスと呼べるものがあります。トクホとなっている乳酸菌飲料やヨーグルトはその可能性が高いです。
|
|
最後に
・・・あれ、プレバイオティクスの説明一切ないけど・・・
と思った方へ、思ったよりもプロバイオティクスについて熱く語ったため次回に説明することに決めました!!笑
楽しみにしていた方は申し訳ございません・・・
それにしてもプロバイオティクスや腸内フローラといった分野は奥が深くて面白い!この面白さを多くの人へ届けたいのでこれからも発信を頑張ります。
【参考文献・サイト】